【患者:20代男性 主訴:背中痛】
2回目の来院。
今回は、昨日、一昨日とテニスを行った際に背中を痛め、サーブの動作を行ったときに右背中に痛みと攣った感じがするとのこと。
普通にしている時は違和感は無いが、右腕を振り上げた時や普通に横から挙上した際に右背中に痛みが出る。
患部を押した際にも圧痛が多少みられた。
【施術内容】
痛みがものすごく強く腕を動かすのが困難というわけではないので、炎症等の酷い症状では無いと思われました。
その為、基本は筋肉の緊張を緩和させることと、周囲の関節の可動域の調整を行うこととしました。
まずは胸椎や肩甲骨の調整を行い症状の変化を確認したところ、痛み等の症状に軽減が見られました。
そこで菱形筋など背中の肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、更に筋膜の調整を行い筋肉の動きが良くなるようにしました。
最後に胸椎や頚椎、肩甲骨の可動域を確認し調整を行うことによって、主訴の背部痛はかなり改善され、違和感もわずかな状態になりました。
今回は元々筋肉の緊張があったところに激しい運動を行った為に、更に緊張が高まり痛みを生じたものと思われます。
日頃から筋肉や関節の柔軟性をつけること、また運動前にもしっかりと準備運動を行うことでいきなり負荷が掛かり過ぎないようにすることが大切だと思われます。