【患者:40代女性 主訴:腰痛】
左腰に痛み。
3週間前にギックリ腰をして以来、腰に痛みが残る。
座り続けたり、腰を反ると痛みが出る。
その他、肩や背中にも張りや痛みがある。
【施術内容】
下肢、臀部、腰部を中心に全体の筋肉をほぐし、緩める。
特に腸腰筋の調整をしっかりと行う。
仙腸関節(骨盤)の可動域調整。
左股関節の可動域の調整。
上記の施術により痛みはかなり解消された。
長時間の飛行機の搭乗が控えているということで患者様の希望もあり、5日後に2回目の施術(内容は1回目とほとんど同じ)を行う。
それによって腰の痛みもほとんどなくなり、肩や背中の辛さもかなり改善されました。
患者様は教員をされていることもあり、長時間の同じ姿勢(立ち、座り)がある。
その関係で一部の筋肉に極度の緊張が発生することがあります。
また同じ姿勢が続くような方は姿勢の偏りも起こりやすく、実際にこの患者様も左右のバランスが非常に崩れていました。
その為に下半身の筋肉の状態、及び関節の稼動域に制限が発生し不具合が出たものと考えられます。
ギックリ腰もこの様な体の状態になった時に極度の負荷が掛かることによって、筋肉が炎症を起こし強い痛みが発生します。
炎症が治まることによってギックリ腰の辛さは解消しますが、お身体の土台の状態(筋肉や関節の状態)がそのままだと、また同じ様な環境になった時に同様の症状(ギックリ腰)になってしまいます。
その為、ギックリ腰にならないようにする為には、お身体の土台の状態もしっかりと改善させていく必要があります。
日常的にも長時間の同じ姿勢には注意をし、下半身のストレッチ等をしっかりと行うことによって腰の症状の悪化を防ぐことができると思われます。