【患者:20代女性 主訴:肩、背中のこり】

肩、背中(特に左側)にこりや痛みを感じる。

デスクワークで長時間同じ姿勢が多いため、慢性的につらさを感じる。

 

【施術内容】

頚椎や胸椎、及び肩甲骨の可動域の確認。

頚部や背部の筋肉の状態を触診。

 

背骨や肩甲骨周辺の筋肉に極度の緊張が見られ、少しの押圧でも痛みを感じられました。

その影響もあって周辺の関節の可動域にもかなり制限がありました。

 

まずは全体の筋肉をほぐして、筋肉自体を緩めることと患者さんの気持ちもリラックスしてもらえるようにしました。

かなり緊張が強かったので、気持ちをリラックスさせりことにより、少しでも効果を向上させることを狙います。

僧坊筋を中心とする背中や肩周辺の筋膜の調整を行い、筋肉の状態を改善。

そして、頚椎や胸椎、肩甲骨の可動域の調整。

 

これらによって、肩や首の動きが良くなり、まだつらさは残るものの不快感は施術前より減少しました。

 

この患者様はデスクワークでの長時間の同じ姿勢だけでなく、かなり忙しく動き回られることもあり、体全体にかなりの疲労が蓄積されていました。

腰や脚の筋肉もかなり緊張しており、押圧による痛みも感じられました。

体のバランスも崩れているようなのでその方面も総合的に見ていく必要性があります。

今後、継続して施術を行っていく予定です。

 

(追記)

 

<2回目の来院>

1回目の施術の後しばらくは楽だったが、ここ数日またつらくなってきた。

また、1週間ほど前から呼吸をした時に、左側の背中と胸に痛みを感じる。

 

前回の施術後は楽で良かったとのことなので、まずは前回と同様の施術を行い状態の変化を確認しました。

その結果、肩や背中のつらさはかなり改善されたとのこと。

但し、呼吸時の背中や胸の痛みはまだ残っていたため状態を確認。

肋骨付近に痛みが出ていたため、胸椎等を調整して呼吸時の胸郭の動きを楽にできるようにしたところ、まだ多少の痛みや違和感は残っているものの症状に改善がみられた。

 

<3回目の来院>

肩周辺のつらさは仕事の後は出るものの、当初に比べると大分ましになっている。

背中と胸の痛みはまた少し感じるようになってきたとのこと。

 

主に肩、背中の筋肉や筋膜、関節の調整を実施。

来院前と比較すると大分楽になった。

背中と胸の痛みもほとんど無くなった。

 

その後も肩や背中のつらさは仕事の状況によっては出てくるが、背中と胸の痛みは出ていないとのこと。

現在も継続して施術を実施しています。