【患者:20代女性 主訴:肩こり】
右肩、背中にこり。右手薬小指に違和感。
絵画をされてるため長時間にわたって腕を挙げているためか、右肩、背中に強いこりを感じる。
またその為に右腕を上まで挙げる事や背中にまわす事がしにくい。
【施術内容】
肩甲骨、胸椎の可動域の確認。
右肩甲骨の可動域がかなり狭く、周囲の筋肉も極度に緊張しているために可動域に制限ができている。
また少し押圧しただけで痛みがでる。
背部、胸部、特に肩甲骨周辺、腋下部の筋肉を緩める。
筋肉が少し緩んだところで肩甲骨、胸椎の可動域を調整。
また右肩関節の前方及び下方への可動域の調整を行う。
これらの調整を行うことにより、かなりスムーズに右肩も上まで挙げることができるようになった。
施術前は腕を挙げても、肘が曲がった状態であったが、施術後は肘も伸びて耳に付く位まで挙がるようになった。
デッサンをする姿勢は長時間腕を支えることになるために、背中や腋下部の筋肉にかなり負担がかかることになります。
その為にその部分の筋肉がかなり緊張してコリが発生し、肩も動かしにくくなり、その為に更にその部分の筋肉が使われない状態になって悪循環でコリが強くなっていったと思われます。
長時間の同じ姿勢はコリの要因にもなりますので、程々のタイミングで体勢を変えたりして動かすことが必要になります。